いよいよ10月24日から第46回東京モーターショー2019が東京ビックサイトで開催!
今年は11月4日までの12日間です。
さて、クルマに関する金融の代表格といえば自動車ローンですね。
自動車ローンは総量規制の対象外ということをご存じでしょうか?
以下、少し詳しく見てみたいと思います。
自動車ローンとは
自動車の購入は高額ですので、なかなか現金一括とはいかない人が多いと思います。
そこで、銀行や金融会社が用意する自動車ローンという商品があります。
自動車ローンは目的がはっきりしている目的別ローンの一つで、例えば無担保カードローンよりも金利は抑え目になっていることが多いですね。
ローン以外にもリースを活用して自動車を実質的に購入するのと同じ(リース期間中は所有権はリース会社のまま)ような商品も自動車ローン商品の競合になってきていますね。
いずれにしても、自動車に乗りたい、あるいは乗る必要がある人が活用できるのが自動車ローンです。
総量規制とは?
総量規制とは、2010年に始まった貸付規制です。
年収の3分の1以上は貸してはいけませんよ、という貸金業者向けの規制となります。
貸金業者が年収の3分の1を超える貸付を行った場合、行政処分の対象になるため、総量規制に引っかからないか、ローンの審査時にチェックを行います。
個人の債務者が返済能力以上に借入ることなく、多重債務者を未然に防ぎましょう、という目的で作られた制度です。
貸付額(利用者からすると借入額)は複数の貸金業者等金融機関からの借入の合算で計算されます。
ここで疑問が出てきます。例えば、住宅ローンは年収の何倍の金額になっていますよね?あれ?
総量規制の対象外となるもの
実は全ての借入が総量規制の対象となるわけではありません。
以下が総量規制の「除外」となる取引です(一部抜粋です)
- 不動産購入資金
- 自動車購入時の自動車担保貸付
- 高額医療費貸付
- 有価証券担保貸付
- 不動産担保貸付
上記の通り、住宅ローンや自動車ローンは総量規制の対象外となります。
さらに、
銀行からの借入は総量規制の対象外です。
総量規制は貸金業者、いわゆる預金や為替業務を行わないノンバンク向けの規制だからです。
しかしながら、銀行も自らの審査基準として総量規制の範囲内まで、としている銀行もあると思います。
自動車ローンの借入
自動車ローンは総量規制の対象外であることがわかりました。
したがって、金額については年収の3分の1を気にすることなく借りられることになります(もちろん過去に金融事故履歴等があれば総量規制だけの話ではないです)
さらに銀行からの借入は総量規制の対象外です。
実際に自動車を借りる場合には、どこで借りるのがよいでしょう。
金利に競争力がある(金利が低い)銀行での自動車ローンもよいですし、
ディーラーや販売店と提携している金融会社を活用するのもよいでしょう。ただし、こちらは通常は金利が高いです。万が一、銀行のローン審査に落ちてしまった場合に検討してみましょう。
少なくとも、数年間は付き合うローンですから、金額、金利などの基本条件や繰り上げ返済のしやすさ、普段使っている銀行ローン等、自身に合っていそうなローンを複数比較検討してみるのがおすすめです。
最近ではネット銀行など、インターネットで申し込みから審査、契約までのほとんどをネットで手続きできるローン商品も多く出ています。このあたりも検討したいものです。
通常は、申込→仮審査→本申込→本審査→契約、という流れです。
心配な点やわからないことがあれば、銀行の店舗やコールセンターなどで丁寧に教えてくれますよ。
返済負担の軽減策について
金利の低いローンを選ぶことは言うまでもありません。
加えて返済負担を減らすとすれば、そもそもの借入額を抑えるということになります。
つまり、頭金を増やして借入額を抑えることです。
例えば、半年後、あるいは1年後までに、〇〇万円貯まったら自動車購入を検討しよう、といった目標を立ててみることをおすすめします。
ローンのご利用は計画的に、ですね。
では。
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